番組全体で、オレはね「YOSHIKIさん」は
やっぱりすげーわと思った。
いわゆる、「天才に努力されたら凡人はたまらない」
である。
で、ちょっと気になったことがある。
YOSHIKIさんの故郷が災害を受け、ボランティアを
されるシーンだ。
番組的には、
「偽善と言われようが、とにかくやるんだ」
というYOSHIKIさんの素晴らしさが、前面に出ていた
ようだが・・・
そこで、河合隼雄先生の著書「こころの処方箋」の
中の
「善は微に入り細にわたって行わねばならない」
という視点でオレは考えてみた。
河合先生は、
好きなことやるのは大事→だが近所迷惑なことが多い
→それを自覚しつつやることに人生の面白味が出てくる。
と、まず結論を述べていらっしゃる。
そして、「善」も「本当に意味のあることなのか」を
考えないと、有害なことさえある、と仰っている。
例えで、「老人ホーム」でのボランティアの過剰な
サービス行為や海外に対し当該国の文化を破壊する
「対外援助」を挙げておられる。
そして、
①善を行うことがどんなに難しいか
②あくまで、好きなことをさせて頂いていると
実感して欲しい。
というコトを結論で述べておられる。
で、番組のYOSHIKIさんに話を戻すが、
どうやら「そこまで」YOSHIKIさんは考えて
いない・・・と思われます。
(個人的予測です)
まあ、番組的に盛り上がる?シーンなので、
言えるのかも・・・しれません。
そんな、「常識」がわかりやすく書かれている、
「こころの処方箋」
一家に一冊、どうでしょうか。